インタビュー

タンブルトッツ 日本マスターフランチャイジー権取得
野上 理亜 (Lia Nogami)
[ギグリージャパン代表取締役]
Giggley英会話スクール 代表]
会社経営の傍ら3人の子育てにも奮闘中
・Dakota State College, Madison, South Dakota, USA
 (現Dakota State University) Travel Management学科卒業
・FIAP Paris, France フランス語集中講座終了
・University of Westminster 、London, UK 
 MBA 仕事の傍ら入学しかし長女妊娠の為休学中、現在に至る

現在タンブルトッツアジア本部があるシンガポールに赴任中
直接のお問い合わせはこちらへ lia@giggleyjapan.com
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●海外生活20年でイギリスの教育に共感
 海外での経験は学生時代からはじまって、 アメリカに3年半、フランスに半年、ベルギーに1年、イギリスに15年 。 その間、就職、結婚、出産を経験し、そして2001年秋に日本にやってきました。
 アメリカで日本の大手旅行会社のマーケティングを経て、 ベルギーでは航空会社系旅行会社に勤務し転勤でイギリスへ。 その後、英語教材会社のロンドンオフィスを立ち上げ、教育雑誌発行などのために、ヨーロッパの教育機関等を取材したりするうちに 「イギリスの教育って素晴らしいな」と思うようになりました。
 ・・・当時、留学といえばアメリカばかりだったのですが、 多数の植民を行なった歴史背景から確立していったイギリスの寄宿舎制度に着目し、 日本からイギリスへの留学ルートを開拓したんです。
 その頃は、まだ日本人といえば“東洋の遅れている国!”というイメージが強かったんですが、 もちまえの度胸で小学校などに日本の素晴らしさを伝えに行ったり・・・まさに体当たりでしたね(笑)。 そういう時、イギリスでは必ず校長先生が直接面会してくださるんですが、 みなさん哲学と使命感をしっかりもって、教職者を天命だと思っていらっしゃり、 「なんて教育が深いんだろう」と感銘をうけました。


●タンブルトッツとの出会い
 イギリスの中でもトップクラスの小学校をたくさん見ましたが、どこも“子ども達が将来社会で リーダーシップをとっていけるような素養を育てること”に特に力を入れていました。 では、“リーダーの素養とは何か?”というと、とにかくまず“自分の能力に自信をもつこと”なんです。
 日本では、優秀な子と優秀じゃない子というレッテルをすぐ貼られてしまいますが、 イギリスではそれを子ども達一人一人がもっている“個性”と呼びます。 周りと比べてどうかという偏差値みたいなものは基本的に存在しないんです。
 例えば、3の力をもっている子は6に、6の力をもってる子は10に伸ばしてゆこうという 教育本来の目標の中で「6の子が7になるよりも3の子が6になったほうが成功なんだ!」 というような感じ方でものを見るんですね。
 これは、イギリスだけではなくヨーロッパ全般といっていいかもしれませんが、 その子の持っている力や持ち味をいかに伸ばすかということを最も大切にする思想が根本にあるんですね。
 「どうして小学校でこういう教育の考え方がきちっと成り立つんだろう?」とずっと思っていたときに、 ちょうど出産を経験し、一母親としてタンブルトッツと出会い「あぁ、これなんだ!」と実感したんです。

●日本の教育が変るのでは!?
 日本では、運動教室や体操教室などに行くと、みんながでんぐり返しができなきゃいけないでしょ。 でんぐり返しができることや、跳び箱がきちっと跳べることが目的になっていますよね。
 タンブルトッツというところでは、でんぐり返しなんてできなくても、昨日マットに一人でのれなかった子が 今日は一人でマットにのれたとか、・・・もっと言うと、今朝来た時には先生のところに歩いていけなかった子が、 帰る頃には歩いていけたということが素晴らしいんだ!最終的にマットの上ででんぐり返しをすることだけが目的じゃない! というしっかりした考え方があったんです。
 ここで築いた経験や価値感が、将来子どもにとっても親にとっても 「勉強ばかりしなくってもいいよ、バランスのいい人間になるんだよ」という根底にある自信を 植え付けるんだなと感じました。
 こういうものを日本にもっていければ、日本の教育がかわるんではないか!?とほんとに純粋に思ってしまったんです(笑)。 ・・・とはいえ、このタンブルトッツを日本にもってくるまでには、さまざまな困難がありました。 権利の取得などで、日本の大手企業がいっぱいアプローチしていたんです。 基本的にタンブルトッツはそのメソッドがなによりも大切で、手がける人の哲学が命なので、ビジネスだけれども 完全にビジネスの視点で見てほしくない。手がける人が共感をもってやってほしい!ということで、英国本部は大手をはねのけ、 最終的に私に託していただけることになりました。

●自信を持てた子は社会の中でも成功できる!
 1979年イギリス人の、ビル・コズグレーヴさんという方の「すべての子どもに運動が必要である」 という 考えからスタートしています。
 子どもというのは運動でしか達成感をもてない・・・でも、 生後6ヶ月の子どもだって、運動を通して達成感をもったことによって「自分も出来るんだ!」という自信をもてる。 そして、幼児期にきちんと自信を持てた子は、世の中でも必ず成功し、それぞれの分野で自分の能力を最大限に活かすことができる!!
 ・・・オリンピック代表コーチだったビルは、思想だけでなくさらに科学的な検知に基づいて、 [敏捷性・バランス・コーディネーション(筋肉の調整能力)・登る力]という4つの軸をトレーニングで整えていくことで 子どもの能力を引き出していこうとしたのです。 思想的な面と技術的な面の双方から築いてゆこうという、価値観をもっている方だったんですね。
 その理念が医療や教育をはじめとするさまざまな分野からも絶賛され、さらに シンガポールの資産家が賛同して資本を投じ、現在イギリスでの、会員数50,000人/500センターをはじめ、 シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア、ドイツに発展。 そして、2005年ついに日本でオープンできることになりました。

●ここでは何もやっても「OK」!
 タンブルトッツでは、基本的には子ども達に「NO」と言いません。 「NO」といわれることによって、子どもの潜在意識ややる気の芽が摘まれてしまうのです。 しかし、家庭の中では、危ないものもあるし、 掃除も洗濯もお料理もつくらなければならいお母さんは「NO」と言わざるおえませんよね。 それも社会のルールやしつけの面でたしかに大切なことですよね。
 でもタンブルトッツに来たら、普段のぼっていけないところでものぼっていいんです。 子どもが安心して、自由にのびのびと自分を開放できるスペースってじつはほとんどないでしょ。 さらに、タンブルトッツにいるのは先生ではなくインストラクターで、子どもがやりたいように自分で創造していくことに 価値をおき、子ども主体のメソッドが確立されています。
 日本でよくありがちな例で、目的だけを重視してしまってその方法をあまり考えないで辿りつけるような教育をしてしまうと、子どもは考える力がなくなってしまいます。 タンブルトッツでは場所や器具を提供してサポートもしますが、それを行なうのはあくまでも子どもの意思と子どもの知恵。 最終的に子どもが自分の力で到達することで、達成感を味わい、自信や創造力を生んでゆくのです。
 口では簡単に言えるかも知れませんが、これは実際に長年の経験に裏づけされたメソッドがないときちんとやっていけません。 このメソッドにはリーダー/インストラクターの哲学教育もしっかり根付いています。 微力ですが、知識を備えながらその知識を知識のみにとどまらず、意識の改革へと変えていけるような指導者を育てることが今の日本の教育を変える第一歩になることを期待しています。

●良いものは受け継がれていく
 タンブルトッツの良さの中に、もちろんその哲学もそうなんですが、それが長く続いているということがあげられます。 良いものというのはぜったい長く続いていくんですね。 イギリスでは会員数50,000人以上の子どもたちがタンブルトッツに在席し、 現在では3代目の子ども達の世代になっています。おばあちゃんから孫までタンブルトッツ!というわけです。
 イギリスではなんでも3代続けば本物!といわれていますが、もしかしたら日本でもこの素晴らしさが 伝わるのは1代目の子ども達が大人になる頃かもしれませんね。
 広告をしているわけでもないし、大きな会社がバックについているわけでもない。 見ていただくとわかるように、ぜんぜん派手さがないんです。 今の世の中はどうしてもマーケティングが先行になってしまうので、 子どもの教育を考えたときに、必ず親に訴えかけないと物は売れないんですね。 しかたのないことですが、親にどううつるかということを非常に意識してしまうんです。
 タンブルトッツは、 「どうすれば子どもとボンディング(Bonding)絆を深められるか?」という観点からは親御さん側の視点はもっていただきますが、 決して親御さんがストレートに喜ぶような甘い言葉は言いません。 実際、見学に来ていただいても、初めは親御さんにとってはエキサイティングなことはないかもしれませんが、 1ヶ月2ヶ月続けてゆくことでお子さんにはっきりと違いが出てくるのです。 お子さんのいきいきした表情などを、是非逃さずに感じ取ってあげてほしいですね。

●英語は大事なおまけなんです
 タンブルトッツの精神についてお話してきました。日本では、その形態がパッと聞いてわかりやすいように“運動能力と英語力”をうたっていますが、 実は大切なのはそのメソッドで、英語で行なうことは実はおまけなんです。
 本来、英語で行われているものをわざわざ日本語にしなくてもいいかなということです。 ますます世界が身近になってきて、国際社会へ出て行かなければならないこれからの子ども達にとって、 幼少期から英語や国際的なコミュニケーションのセンスをもつということはとても重要なことですから。
 今は、英語が全く話せなくても日本にいるかぎり生活に不自由しませんが、いずれは英語という共通語が 少なからずも必要になる世の中がきます。 もちろん、週1回数時間の経験でバイリンガルになることはできませんが、幼少期にその経験をしなかった子とした子には 確実にコミュニケーションセンスに違いが出てくることは間違いありません。
 世界が混沌とする中、幼児期に自信を身につけた子供たちが将来自分の意見をきちんと伝達することが出来(しかも英語で)、話し合いの中からより良い結論へと導くことが出来ることが今後の世界への貢献だと信じています。

●教育は壮大であれ!
 イギリスでは移動教室が中心で、みなさんの住んでいる町に行って、 地域の子どもや親御さん同士が仲良くできたり、 そこで情報交換をすることによって子育ての孤独やストレスなどから開放されたりというきっかけになったりと、 さまざまな波及効果を呼んでいます。
 日本にもってくるまでには、イギリス本国を説得したり、日本での教室を探したりとさまざまな ハードルを越え、良いスタッフにも恵まれやっと第一号が三田に生まれたばっかりですが、まだまだこれから可能性をたくさん秘めているものです。
 日本の親御さんたちが「タンブルトッツに通わせてよかった!」と本当に実感できるのは、子ども達が大きくなる 20年後かもしれませんが、タンブルトッツはこれから“日本の教育ひいては日本の社会に一石を投じるものだ” と信じていますので、是非多くのみなさんに続けていただきたいと願っています。

 まずは、お気軽にお子さんと一緒に遊びに来て見て下さい。
 おまちしております。
・・・ご意見ご質問などはこちらまで
E-mail : pr@tumbletotsjapan.com


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